三角点とイグアナ岩-伊良部島の絶景スポット-
三角点からの絶景 ※現在は立入禁止になっています
伊良部島の北側の海岸線は、琉球石灰岩の断崖が海に落ち込むダイナミックな地形が続いています。
昔はトライアスロン用に道路に書かれたマークを目印に道路脇から海側に入っていた「三角点」。
亜熱帯の植物が生い茂る中にかろうじて人が通った道らしきものがあり、張り巡らされたアダンの根っこを越えながらちょっと進むと断崖に出ます。もちろん柵などはなく、足元もゴツゴツの琉球石灰岩なので、かなりの緊張感。
でも、断崖の先にはそれを忘れさせるほど目を見張るような美しい珊瑚礁の海が広がっています。
水平線まで見渡せる珊瑚礁の海は訪れた時間や天候によって様々な表情を見せてくれました。
風のないべた凪の真夏の昼下がり、海底まで見通せるほどしんと静まり返ったブルーの海が鏡のように白い雲を映していました。
ちょうどタイミングよくレジャーショップのボートが真下を通って行ったことも。
海が荒れがちな冬場でもたまにぽっかりと夏のような日が訪れることがあり、そんな日には雲ひとつない真っ青な空と海の境界線がわからないほど、一面ブルーの世界が広がります。
イグアナ岩からの絶景 ※現在は立入禁止になっています
三角点とフナウサギバナタの間にあるイグアナ岩。
こちらも三角点と同様に断崖の先に美しいブルーの海を見ることができる絶景スポットです。
断崖に突き出た琉球石灰岩の岩場を横から見た時にイグアナのようなのでこの名前がついたとか。
断崖の下の海は、海底に広がる白砂が透き通ったブルーの海をひときわ美しく見せてくれます。
すぐ横に見える切り立った断崖絶壁のダイナミックな地形とのコントラストも見ものです。
穴場的+スリル+絶景という組み合わせでSNSで人気が広まった伊良部島の絶景スポット「三角点」と「イグアナ岩」。
いつ通っても道路脇にたくさんのレンタカーが止まっている状態だったので、しばらく足を運んでいませんでした。
立入禁止になるという話は聞いていたのですが、3月はじめに久しぶりに前を通ったら、しっかり看板が立っていました。
狭くて足元も悪い危険な断崖ではあるので、SNSのために気軽に人が集中したり、撮影のために危ない行為をするのは見過ごせないのは確か。
とは言え、「禁止だけどそれでも行くならあとは自己責任ですよ…」ともとれる看板で、実際通りすがりに見た時も車が停まっていて人が出入りしていました。
(※紹介している画像は立入禁止以前に撮ったものです)