風鈴仏桑花(フウリンブッソウゲ)

風鈴ブッソウゲと入道雲
風鈴のような可憐な花

まるで風鈴のように風に揺れる可憐な花、風鈴仏桑花(フウリンブッソウゲ)。

沖縄でよく見かける赤花(アカバナー)の仲間です。
切れ込みが入ってフリルのようになっている5枚の花びらがくるんと反り返っているのが特長。
丸まった形の花の真ん中から花柄が下に長く伸び、先端付近には筒状の雄シベがついています。

長い枝の先から垂れ下がって咲く姿はまさに風鈴。
涼やかな風情を感じさせてくれます。

青い空には夏の名残の入道雲。
風に揺れるたくさんの赤い風鈴、、、
涼しげな鈴の音色が聞こえてきそうな風景です。
風鈴ブッソウゲにとまる蝶
農道脇に連なる風鈴ブッソウゲの垣根

宮古島では年間を通して咲いているのを見かけますが、暑さが一段落ついた頃が一番のピークのようです。

民家の庭先や農道の脇に咲いていたりと結構あちこちで見かける花。
ただ花が小さいのでまばらに咲いているとなかなか気づきにくかったりします。

滅多に車が通らない細い農道で、70から80m近くにわたって風鈴ブッソウゲが垣根のように植っているところがあるのですが、ピークの時期に通るとたくさんの可愛い花が出迎えてくれます。

花の周りでは蝶たちが蜜を求めて飛び交っていました。