東平安名ビーチ-「津波石」が点在するビーチ

崖の上から見るビーチと点在する津波石-東平安名ビーチ
青い海とリーフに点在する「津波石」

宮古島の東端に細長く突き出た東平安名崎。
観光名所として有名な岬で、多くの観光客が訪れます。

その岬の先端近く、保良漁港の北側にある東平安名ビーチ。
岬の崖下に細長くのびたビーチで、目の前のリーフ内には1771年の明和地震による大津波で運ばれたと言われる大小様々な「津波石」がゴロゴロと点在しています。

穏やかな遠浅の青い海とその中に点在する琉球石灰岩の奇岩。
なんとも独特で印象的な風景です。

ビーチの波打ち際では波が砂浜にキラキラと輝く波紋を残しながら静かに打ち寄せては引いていきます。
「津波石」がひしめくあたりの内側は比較的波も穏やかで浅いため、マリンレジャーを楽しむ人々の姿も見受けられます。
大潮の砂浜にできた波紋と巨岩-東平安名ビーチ
大潮のビーチと崖下の風景

岬の先端部の周辺には、「津波石」の他にも断崖から崩落した琉球石灰岩の岩塊が折り重なるように積み上がっています。

大潮の干潮時、東平安名崎のビーチでは珊瑚礁が海面に顔を出し、歩いて「津波石」のそばまで行くことができます。
折角なので、普段は行けないビーチの北端から先の断崖下を歩いてみました。

潮の引いた砂浜には一面に美しい波紋がくっきりと残り、まるでアートのよう。
自然が作り出した素晴らしい光景に思わず見とれてしまいます。

断崖から崩れ落ちた様々な形の巨岩が幾重にも積み重なった様子は大迫力で、異世界に迷い込んだ気分。
宮殿のような巨岩や波風に侵食されて様々な形状になった巨石、
下から見上げると、切り立った断崖が覆い被さるように迫ってきます。

潮が満ちてくると帰れなくなってしまうので、途中までしか行けなかったのが心残りですが、それでも自然のダイナミックさと繊細さが入り混じる風景を存分に堪能することができました。