満開のニンニクカズラ

屋根を覆う花の絨毯-ニンニクカズラ
屋根を覆い尽くす花の絨毯

宮古島の郊外を車で走っていると、一瞬視線の端っこを横切ったピンクの塊。
気になってUターンしてみると、、、、、

脇道の先に見えたのは屋根を覆い尽くす花の絨毯!

遠くからでもその圧倒的な量の咲き方に心を奪われてしまいました。
近くで見るとさらに迫力満点です。

花はニンニクカズラ。
蔓性なのでよく民家の塀などに這わせているのを目にしますが、こんな大規模のものは初めて見ました。
民家の倉庫と思われる部分の屋根に敷き詰められたニンニクカズラの花の絨毯。
屋根を覆ったニンニクカズラはさらに蔓をのばして幾重にもカーテンのように垂れ下がっり、花の壁になっているところも。

ちょうど満開の時期だったようで、たまたま通りすがりにこんな素晴らしい光景に巡り会えて、とても幸せな気分になれました。
ピンクの可愛い花-ニンニクカズラ
ブーケのような可愛い花

ニンニクカズラという名前、茎や葉をもむとニンニクの香りがするので名付けられたそうです。
とは言え、こんな可愛い花にこの名前はなんだかかわいそう。
英名はどうかなと思って調べても「Garlic Vine(ガーリックバイン)」で、やっぱりニンニク臭が消えません。

小枝の先に薄い桃色からピンク、ラベンダー色のラッパ状の小さな花が数個から十数個固まって咲き、名前の印象とは裏腹のまるでブーケのような可愛い花です。
塀に垂れ下がる花のカーテン-ニンニクカズラ
民家の庭を彩る花のカーテン

ニンニクカズラは例年10月から11月頃によく見かけるのですが、今年は暑さが長引いたせいか12月にあちこちで咲いていました。

民家の塀に垂れ下がるピンクの花のカーテン。
冬の宮古島の路地を華やかに彩ってくれる花です。