クウラビーチ-宮古島の穴場ビーチ
貸切の極上プライベートビーチ
ビーチへの入り口がわかりにくいせいか地元の人でも知らない人がいるくらいで、いつ行っても貸切状態のマイナーなビーチです。
ビーチに行くには植物に覆われた石段を降りて、水路のぎりぎりまで生い茂る木々をかき分けながら水路に沿って少し歩かなければなりません。
足元が悪くて大変ですが、ちょっとした探検気分が味わえます。
(※すぐ近くにある「グランブルーギャマン」の敷地内からビーチに出る小道がありますが、私有地っぽいので使わないようにしています。)
遠浅のビーチなので、潮の満ち引きによって表情が一変し、大潮の干潮時にはビーチのかなり沖の方まで歩いて行けます。
初夏から夏場にかけてはビーチ沖の岩場にアジサシたちがやってきて子育てをしています。
なので、この時期は沖の方に行くと威嚇攻撃されたりします。
ビーチの左側は小高い丘になっていて壁面には洞窟もあり、丘の上には竜宮神を祀った萬古山御嶽があります。
ビーチ脇から上に続く獣道があり、おそらくこの御嶽に続いていると思われますが、御嶽内部、聖域への立ち入りは慣習的にご法度で、神事を司るツカサたちが海で神事を行うのに使用しているのではと推測されるので足を踏み入れないようにしています。
ビーチへの道がわかりにくいのと、この御嶽の存在も関係しているかもしれませんが、何しろ人が来ないので、ただっぴろいビーチで好き勝手に時間を過ごすことができます。
流れ着いたヤシの実に打ち寄せる波
打ち寄せる波に身をまかせて波打ち際を行ったり来たりしています。
しんと静まり返った静かなビーチに、打ち寄せる波の音が心地よく響いていました。
波打ち際に現れたミジュンの大群
水路からビーチに出るとすぐに黒い塊があるのが目に入りました。
藻か何かが流れ着いて溜まっているのかと思って近づいてみると…
小魚の大群!
ミジュンらしき小魚が大きな塊になっています。
そっと近づいてみるとおびただしい数の魚たちが静かに打ち寄せる波に揺られながら漂っていました。
ミジュンの大群の上を波が通り過ぎ、群れはひとつの生き物のように形や場所を変えながら、波打ち際を漂い続けていました。
砂浜では色々な貝を背負ったヤドカリがうろちょろしています。
現在、クウラビーチの右端に面した丘に大型リゾート施設が建設中です。
2024年に開業予定の「ローズウッド宮古島」。
来年開業予定のトゥリバーのヒルトンホテルは高層ホテルですが、こちらはヴィラタイプの大規模なリゾートです。
クウラビーチで人目を気にせず、静かにまったりと過ごせるのも今のうちだけかもしれません。