青空に浮かぶ真夏の入道雲

ビーチと真夏の入道雲
ビーチの入道雲

真夏の宮古島では、あちこちで立派な入道雲を見ることができます。

特に海遊びをしている時にビーチで見る入道雲は、絵に描いたような「夏」の風景。
さすがに真上にやってこられるとヤバイのですが、遠くにそびえる入道雲は夏の気分を盛り上げてくれます。
伊良部大橋と真夏の入道雲
青い海と真っ白な入道雲

海岸沿いを車で走っている時にも、青い海と真っ白な入道雲の美しいコントラストに目を奪われることがあります。

山のない平坦な地形で四方を海に囲まれた宮古島では、空がとても広く感じられます。
濃いブルーの夏色のカンバスに自然が描き出す入道雲の迫力と美しさに満ちた光景。

宮古島の魅力の一つでもあります。
前浜ビーチに迫る迫力の入道雲
手が届きそうな迫力の入道雲

春や秋にも入道雲っぽいのを見ることはありますが、夏の入道雲は勢いが違います。
たっぷりと水蒸気を含んだ雲はひとつひとつの峰が力強くくっきりとしていて、見ている間にもむくむくと成長していきます。
その様子はまるでひとつの生命体のよう。

風のない日には上だけではなく横にもどんどんと広がって巨大な入道雲になります。
入道雲の間近に行ってみると、手が届きそうなくらい低く垂れ込めた雲があたり一面を覆い尽くす迫力の光景を見ることができます。

入道雲の底、平らになった部分からは雨のカーテンがのびていて、局地的なスコールになっています。
宮古島ではこのスコールを「カタブリ」と呼んでいます。

「カタブリ」は目の前では巨大な入道雲が大雨を降らせていても、後ろを振り返ると真夏の青空が広がっているという具合に局地的な雨で、農家にとっては夏場の恵の雨になっています。

スコールを降らせた後、成長を終えて次第に小さくなって青空に消えていく入道雲。
早朝から日が沈む頃まで、真夏の宮古島の空ではあちこちでこうした光景が繰り広げられています。