ウミガメと過ごすひと時Vol2-間近で見るウミガメと息継ぎ

フレンドリーなウミガメ
キュートな表情のウミガメ

シュノーケリングでウミガメに出会える穴場のビーチ。
どのウミガメも警戒心がなく、近づいても逃げません。
とはいえ、時折大きな目でじろっと視線を向けながらカメラを意識しているようです。

昨年出会ったとてもフレンドリーなウミガメ、苔(?)のようなものがびっしりとついた年季の入った甲羅から、ご高齢のウミガメと思われるのですが、好奇心たっぷりにカメラのすぐ近くまで寄ってきて、たっぷりと可愛い表情を見せてくれました。

このビーチには砂地の海底に藻が生えていて、ウミガメはこの藻を食べにやってきます。
食欲旺盛なウミガメは海底を移動しながら、ひたすらムシャムシャと藻を引きちぎって食べています。

ずっとそばで見ていると、食事に夢中のウミガメが人がいるのもお構いなしにずんずん向かってくることもあるのですが、まるで「じゃまだからどいてくれ」といっているかのようで、思わずこちらの方が後退りしてしまいます。
息継ぎの時に出るウミガメのバブル
ウミガメの息継ぎ

ウミガメは数分ごとに息継ぎをしに海面に顔を出します。

海底からゆっくりと浮上を始めると海面すれすれのところでバフっと息を吐くのですが、この時口元に風船のようなバブルができます。
ウミガメが膨らませた風船の中に閉じ込められた外の景色、、、
なんとも不思議な光景です。

ウミガメはそのまま海上に顔だけをすっぽりと出して酸素補給。終わると頭を下に向けて逆立ち状態で一気に海底へと戻って行きます。
このワンステップを数分おきに繰り返しています。

いつもと違って波がかなりきつかった日、息継ぎに浮上した際に波をかぶって一度では補給しきれないのか、どのウミガメも珍しく顔出しを2回繰り返していました。

ウミガメと過ごすシュノーケリング、いつも時間の経つのを忘れてしまいます。