失われたデイゴの大木-平成の森公園と雨乞座

平成の森公園のデイゴ(2015年)

伊良部島・平成の森公園の満開のデイゴ(2015年と2022年の様子)

毎年デイゴの季節になると、あちこちにあるお気に入りの大木の様子を見に行くのを楽しみにしてます。

今年も3月中旬に伊良部島から回ってみたのですが、、、、とてもショックなことが、、、、、、
平成の森公園に7本ずらっと並んでいたデイゴの大木が、、、、、、ない!!!

いつもなら花が咲いていれば遠くからでも赤い帯のように見えるはずなのに何も見えないので、まだ早かったのかなと思いつつ近くまで行ってみると、7本あったうちの2本を残して残りがばっさりとなくなっていました。
昨年もそれぞれの大木がきれいに花を咲かせていたのを見ていたので、病気や枯死ではないと思うのですが、

平成の森公園では昨年1月に伊良部屋外運動場(多目的運動場)の整備工事が始まり、それに伴って昨年見に行った時には、公園の南側駐車場にあった数本のデイゴの木がすでになくなっていました。その時もショックだったのですが、まさか離れたこちらの方まで工事が進むとは思ってもいませんでした。
野球場・ブルペン・屋内運動場・サブグラウンドがそろった総合施設のようで、その工事に伴った伐採かと思われます。

それにしても、、、、、
あれだけの大木になるのにいったいどれだけの年月がかかったことか。
2本残っているとは言え、7本の大木が一斉に満開になった時の、あの壮観で感動的な光景、、、、、、
もう見ることができなくなってしまったことが、残念で、残念でなりません。

来間島・雨乞座のデイゴ(2012年)

来間島・雨乞座の満開のデイゴ(2011年と2012年の様子)

さらにもう一箇所、今年様子を見に行ってなくなっていたデイゴの大木があります。

来間島にある市指定天然記念物の「雨乞座のデイゴ」。

こちらは調べてみたら病気による枯死が進んでいて危険なため、昨年6月にまだ生存している根元の幹の部分だけを残して剪定されたようです。
ここ数年、昔のような見事な咲きっぷりが見られなくなっていた雨乞座のデイゴ。
残念ではありますが、枯死を免れている根元の部分から新しい芽が芽吹いてくれることを願うばかりです。