うりずんの季節に咲くテッポウユリとアマリリス

海沿いの崖に咲くテッポウユリ

島のあちこちに咲くテッポウユリ

4月から5月にかけて、宮古島ではテッポウユリがあちこちに咲き乱れています。

民家の庭先はもちろん海沿いの崖、道路脇の歩道、サトウキビ畑の脇など、
百合というと園芸用の花のイメージが強かったので、宮古島に来たばかりの時は雑草のようにあちこちで咲いているのを見てびっくりしたものです。

内地でもおなじみの百合の花ですが、「テッポウユリ」は日本に自生する原種百合のひとつで、沖縄・奄美諸島を原産地とする百合だそうです。
宮古島のテッポウユリといえば東平安名崎が有名で、一面に真っ白なカーペットを敷き詰めたような圧巻の景色を見ることができましたが、近年はだいぶ数が減ってしまって以前のような咲き方を見ることはできなくなっています。

梅雨に入る前、ちょうど過ごしやすいうりずんの季節。
真っ白な大輪の花が清々しさを感じさせてくれます。

道路沿いに並んで咲くアマリリス

色鮮やかな大輪のアマリリス

テッポウユリとほぼ同時期に咲く「アマリリス」。
こちらもユリと同様に島の人に人気らしく、民家の庭先でよく見かけます。
花の形がユリと似ていますが、こちらは色鮮やかで派手な印象。

たまたま通りかかった集落の道沿いで、まるで垣根のように植えられているアマリリスを見つけました。
一本でも華やかな花なのに、びっしりと並んで咲いている景色は圧巻でおもわず足を止めて見入ってしまいました。