漲水御嶽の猫たち【Part2】御嶽で生まれた白い子猫たち
2018年6月の子猫たち
2018年春と冬の2回、ちょうど新しく生まれた白猫の子供たちに出会うことができました。
2018年の6月、参拝しようと立ち寄ったら拝所の奥で真っ白な子猫がうろちょろしているのを見つけました。
そっと裏手の方に回ってみると、真っ白な子猫が2匹とさらに三毛、茶白トビ柄の合計4匹の子猫たちが階段にちょこんと座っています。
あまりの可愛さにしばらく釘付け状態。でも警戒心が強く、参拝に来た人の物音に驚いてあっという間にほうぼうに散って隠れてしまいました。
その後11月初めに立ち寄った時には、茶白トビ柄の子はいなくなっていましたが、三毛と白い子猫2匹は立派に成長して境内でまったりと過ごしていました。
そして、さらになんとまた新たに白い子猫が2匹仲間入りしていました。
2018年11月の子猫たち
背後にもう一匹のそっくり同じ白い子猫が隠れるように寄り添っています。
拝所の脇に置いている掃除用の竹ぼうきを相手に遊んだり、塀に開いた四角い窓のまわりでじゃれあったり。
天使のような可愛さで、時間を忘れてずっと見入ってしまいました。
境内の方から回ってみると、成長した白猫2匹が無邪気に遊びまわる子猫たちを静かに見守っています。
境内の中に子猫を含めて4匹の白猫。
なんだか神々しいような光景でした。
その後の白猫たち
その後も通りすがりに遠目に元気にしているのを目にしていたのですが、2019年の9月、久しぶりに立ち寄ると新たに仲間入りしたっぽい双子の白猫と薄茶色のトビ柄の猫が境内の奥で遊んでいました。
昨年生まれた白猫も立派に成長しています。
近くに寄って見てちょっとショックなことに気づきました。
耳の先にカットが入っている…
野良猫が増えすぎないように保護猫活動の一環でやっていることなので理解はしているのですが…
そもそも身勝手にエサを与える人間が増えたことが原因だと思っているので、巻き込まれた野良猫たちが可哀想という気持ちがあるのは確かです。
生まれた時の自然な姿から人間の手が加わった姿へ、なんだか痛々しい感じがしました。
現在も漲水御嶽には何代目の子かはわからないけれど、相変わらず白猫がいます。
たまに2匹いることがありますが、たいていは1匹で塀の上でお昼寝をしたり、まったりと自由に過ごしています。
時には手水場の上にいることもあり、水道から水を出すと待ち構えていたかのように蛇口から水を飲んだり…
避妊処置をされてしまったので将来的にはずっと続いていた白猫の家系も途絶えてしまうかも…という心配はありますが、とりあえず今はその姿に癒されながら見守っています。