保良の石灰華段丘Vol1-海辺の崖下に広がる絶景

岩肌を覆う黄金色の絨毯-保良石灰華段丘
崖下に広がる黄金色の絶景

宮古島の南海岸、東平安名崎をのぞむ切り立った崖下にある保良の石灰華段丘。

石灰華段丘とは、湧き水や地下水に含まれる炭酸カルシウム成分が水分の蒸発とともに石灰沈殿物(石灰華)として岩肌に付着し、石灰華によって縁取られた小さな池が階段状に積み重って棚田のような形状になったものです。
宮古島市役所のHPによると、ほとんどの石灰華段丘は秋芳洞のように鍾乳洞内に形成されていて、野外で形成された石灰華段丘は、中国の「九寨溝」、アメリカ合衆国の「イエローストーン国立公園」など非常に限られており、ここ「保良の石灰華段丘」は国指定の天然記念物になっています。
形成開始年代については、年代測定の結果から約3,600年前とされており、現在もなお成長を続けているそうです。

ずいぶん昔に調べ物をしている時、たまたまこの場所についての記載を見つけて行きたいと思っていたのですが、当時は場所や行き方がわからずそのままになっていました。
最近、googlemapに場所が記されているのを目にしてチャレンジしてみたのですが、、、、、、、
道らしき道もない草ボーボーの原っぱや、ロープだよりの崖下りなど苦難の道のり。

それでもようやく辿り着いた先に、思わず息をのむほどの絶景が広がっていました。
黄金色の棚田-保良石灰華段丘
石灰華とプールが創る黄金色の棚田

海岸沿いの緩やかな傾斜に広がる黄金色の石灰華の棚田。
崖の岩肌から少しずつ湧き水が流れていて、大きさや形も様々なたくさんの水たまりができています。

棚田の畦に当たるところをリムストーン、リムストーンに囲まれてできた水たまりをリムストーンプールと呼び、市役所のHPによれば大小300枚余りの皿状の地形が重なっているそうです。

リムストーンプールは底が広くなった臼のような大きな円錐台のものや、一枚の大きな石灰華に無数の切れ込みが入ったように見えるもの、広いプールを石灰華が網目上に区切ったようなものなど様々。
崖の岩肌から流れ出てくる湧き水がリムストーンを伝ってちょろちょろと流れ落ち、プールにさざなみが広がります。

近くで見ると棚田の畦に当たるリムストーンは石灰華がうろこのようにびっしりと積み重なっていて、そのひとつひとつに気の遠くなるような年月を感じさせます。

参照:宮古島市役所HP